関西国際空港を運営する関西エアポート(大阪府泉佐野市)は13日、台風21号による浸水の影響で閉鎖されていた第1ターミナルについて、14日から南側エリアの運用を再開すると発表した。冠水により閉鎖されていたA滑走路も、13日午後に復旧した。
 21日には北側エリアも復旧し、第1ターミナル全体が再開する見通し。タンカーが衝突した連絡橋を通る鉄道部分を保有する新関西国際空港会社は、21日の運行再開を目指す考えを示した。壊れた橋桁の撤去が終了後、鉄道部分に大きな損傷がないことを確認すれば可能という。
 14日には、第1ターミナルを使用する国際・国内線の旅客便が通常の3割程度の運航を再開し、20日までに半数程度に回復する見通し。飲食店や売店などは、5割弱が14日から営業を再開する。
 関空は台風で2本ある滑走路のうち、A滑走路が最大約50センチ冠水。多くの航空会社が利用する第1ターミナルも浸水し、地下にあった電気設備が故障した。大きな損傷がなかった第2ターミナルとB滑走路は7日から運用を一部再開したが、便数は被災前を大幅に下回っている。
 一方、浸水した貨物地区は再開のめどが立っておらず、関空全体が通常通りの運営に戻る時期は見通せていない。 (了)
〔写真説明〕記者会見で関西国際空港第1ターミナルの運用再開状況を説明する関西エアポートの山谷佳之社長(右)=13日午後、大阪府泉佐野市

(ニュース提供元:時事通信社)