エコハウス普及の切り札が美容

でもね。エコというだけでは広がらなかったり、健康といっても、ヒートショックは上の世代の話だからとピンとこなかったり、だから当然それが、防災に良いって言われても高いお金を出す意義がいまひとつ感じられなかったという方もいるかもしれません。そこで、今年はすごいキーワードが飛び込んできました。

それが、表題のお肌ぷるぷる。美容にいい!温活になる!です。

伊藤さん、このお家で暮らすようになってから体温があがったそうです。それを著名な美容家の方にお話したら、すごいことだと言われたそうです。「温活」特集が話題になるほど、冷えが美容に大敵であることは周知されている昨今です。乾燥肌に悩む人が高額な美容液を購入したりしているわけです。でも、そんな苦労しなくても、高断熱エコハウスに住むと解決するなんて!ということで、美容家の方もさっそく家づくりに取り組まれたということです。この話は、新建ハウジングの紙面の1月10日・20日・30日号に私との対談がまとめられます。

新建ハウジング
https://www.s-housing.jp

新建新聞社「あたらしい家づくりの教科書」(https://www.s-housing.jp/archives/93330

さらに、「あたらしい家づくりの教科書」でもこのように書かれています。

「肌の湿潤状態を維持するために加湿器を使用する事が多いようですが、残念ながら古いおうちは隙間が多く、加湿した水蒸気は部屋の湿度を上げるまえに他の場所に行ってしまうため、乾燥対策にはあまり有効ではありません。肌を整えるつもりが、別の部屋の押し入れの衣類にカビを生えさせていたーよくある話です。(中略 省エネを目的とする高断熱・高気密住宅)では、湿度の制御も簡単になるため、皮膚の調子もよくなり肌も整えやすくなる可能性が示されています。
高断熱・高気密住宅は乾燥しすぎる、という人もいますが、そのような場合は洗濯物の室内干し、室内観葉植物の水やり等で比較的容易に対策できます」
「あたらしい家づくりの教科書」岩前篤 氏 近畿大学 建築学部 学部長教授
(P77より引用)

いかがでしょう?

「地震は必ずくるから、耐震の家にすべし」と言っても全く動いてくれなかった人たちに「防災に取り組むと、お肌にいいよ!」この美容路線でも、おすすめしてみるというのは?

防災で美肌とか言われると、あの堅苦しい防災がなんだか、やらなきゃ損に思えてくるんですけど!

実は、私もこの美容効果だけにつられた訳ではないはずなんですが(笑)、今年は、この断熱エコハウスで災害対策できる家づくりに取り組む予定です。

いろいろ実況中継もしていきたいと思いますので、うちの技術使ってーとかいう叡智を分けてくださる方がいたら一緒にできれば嬉しいです。

ということで今年は、防災に取り組むと美容にいい!温活になるよ!という事で、楽しく防災に取り組む人が増えることを目指してみます!

(了)