入力された情報を基に、発生可能性と重大度によるリスクレベルの表示ができる(提供:GRCS)

GRCSは22日、企業のリスクマネジメントのためのクラウドアプリケーション「Enterprise Risk MT(ERMT)」の提供を開始した。予測されるリスクの発生可能性や重大度を可視化し、管理や経営判断に生かせるようにする。

Salesforce社のクラウドサービスを利用。自社や自組織において発生が予測されるリスク情報をExcelや手動で入力する。登録項目はリスクの表題や分類のほか、発生頻度や発生可能性など。発生可能性と重大度からはじき出すリスクレベルなどを表やグラフで可視化し、リスクマネジメントに活用できるようにする。

同社では2018年10月にトライアル企業を募集、2社に提供した。ERMTは本社から離れた事業所や海外の拠点など、リスクが把握しにくい場所の管理も行いやすく、回答の回収や集計も容易に行えることが特長。事業所やグループ会社別の進捗状況のレポート、アラートなど期日管理機能の強化、リスクと資産をひもづけて個々の資産での対応状況の管理機能も付加している。

利用料金は月定額制で1ユーザーあたり、リスク管理者が月2万円、部門長・部門ユーザーが月4000円。すでにSalesforce社のサービスと契約していればデータ連携などのメリットはあるが、新たな契約は不要。

■ニュースリリースはこちら
https://www.grcs.co.jp/news/20190122

(了)

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リスク対策.com:斯波 祐介