医療機関のBCPは本当に有効か?
被災地で手術はできない

本誌1月号(Vol.17)では、「医療機関におけるBCP(事業継続計画)」について特集し、被災時における入院患者の安全確保をはじめ、日常の重要業務を継続させるためのハード・ソフト両面からの対策を紹介した。他方で、実際に被災した医療機関がどのような状況に陥り、何に困り、どう対応したかを知ることも、BCPの実効性を高める上で極めて重要だ。阪神淡路大震災で被災しながらも、震災当初3日間で1260人もの外来患者、329人もの入院患者を受け入れ、医療を守り続けた財団法人甲南病院を訪ねた。
 

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 2010年3月号vol.18より