阪神淡路大震災で、病院はどのような状況に陥ったのか。神戸市東灘区の市街地から約1㎞山手の住宅地に位置する病床数400を有する財団法人甲南病院元院長の老籾宗忠氏は、当時の状況を冊子にまとめた。

冊子には、震災当初から3日間で約1260人の外来患者があり、震災前からの入院患者に加え、新たに3日間で329人の入院患者が出て、各病棟の談話室、廊下などのスペースに簡易ベッドを作り患者を収容したことなど発災直後からの様子が、詳しく描かれている。

全文を読む 2010年1月号vol.17より