健康機器メーカーの株式会社タニタ(本社:東京都板橋区)は、防災用の緊急笛と一体型の3D(3軸加速度)センサー搭載歩数計「歩イッスル(ホイッスル)FB-738」を4月1日に発売した。普段は歩数計として使用しながら、緊急時には笛として使うことができ、子供や女性、高齢者の弱い息でも、住宅用の火災報知器よりも大きい100デシベル以上の音を出して自分の位置を知らせることができる。

息を吹きかけて音を出すので、電気式のブザーと異なり電池切れや電気的な故障の心配がない。雑音の中でも周囲に聞こえやすいように、高さの違う2種類の音が同時に発生する。付属のストラップで首から下げて使用すれば、いざという時はすぐに笛を吹いて助けを呼ぶことができる。

いつも持ち歩く歩数計に防災アイテムとして優先度の高い防災用の緊急笛を組み合わせ、災害時に建物やエレベーターなどに閉じ込められた際、早期発見・救助を求め自身の居場所を周囲に知らせることができるようにした。

本体サイズは幅81㎜×高さ34㎜、奥行き14.5㎜で、重量は28g(電池、ストラップ含む)。カラーはイエローとブラックの2種類で、価格は3000円(税別)。初期設定なしで使用でき、9万9999歩まで計測、表示が可能。同社は年間5万台の販売を計画している。

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