2016/08/29
ニュープロダクツ
防災事業・ドローン事業を行う合同会社LifeDrone(本社:大阪府東大阪市)は、訪日外国人が滞在期間中に災害に遭った時、リュックサック1つで十分な水や食料などが確保できる「sonaeレンタル」を、9月1日から東京23区、横浜市、川崎市でレンタル開始すると発表した。
2020年の東京オリンピックに向けて訪日外国人のが急激に増加することにともない、都心部ではホテル不足が生じ、外国人観光客からは「WiFi環境が未熟」や「ホテルのスタッフとコミュニケーションがとれない」などの不満の声があがっている。加えて、日本は災害大国であるにも関わらず、外国人観光客向けの災害対策は遅れている傾向にあるという。
リュックサックには、保存水、非常用アルファ米、発熱セット、救急セット、非常用トイレなどが入っている。発熱セットには、少量の水さえあれば火や電子レンジを使わずに加熱できる「バロクック レクタンギュラー」を備え、災害時でも温かいご飯を食べることができる。非常用アルファ米は、水だけで食べることも可能だ。
レンタルのプランは、水・食料のみに特化したものから、ソーラーバッテリーや非常用ランタンなどをつけたものなども用意している。訪日滞在者のスタイルに合った防災備品を準備し、災害時にリュックサック一つで対応できるようになっている。
レンタル料金は、1泊700~1500円(税抜き)。サイズは、縦500mm×横420mm×幅200mm(プランにより異なる)。
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月16日配信アーカイブ】
【4月16日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:熊本地震におけるBCP
2024/04/16
-
調達先の分散化で製造停止を回避
2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町。オフィス家具を製造するホリグチは真備町内でも高台に立地するため、工場と事務所は無事だった。しかし通信と物流がストップ。事業を続けるため工夫を重ねた。その後、被災経験から保険を見直し、調達先も分散化。おかげで2023年5月には調達先で事故が起き仕入れがストップするも、代替先からの仕入れで解決した。
2024/04/16
-
工場が吹き飛ぶ爆発被害からの再起動
2018年の西日本豪雨で隣接するアルミ工場が爆発し、施設の一部が吹き飛ぶなど壊滅的な被害を受けた川上鉄工所。新たな設備の調達に苦労するも、8カ月後に工場の再稼働を果たす。その後、BCPの策定に取り組んだ。事業継続で最大の障害は金属の加温設備。浸水したら工場はストップする。同社は対策に動き出している。
2024/04/15
-
動きやすい対策本部のディテールを随所に
1971年にから、、50年以上にわたり首都圏の流通を支えてきた東京流通センター。物流の要としての機能だけではなく、オフィスビルやイベントホールも備える。2017年、2023年には免震装置を導入した最新の物流ビルを竣工。同社は防災対策だけではなく、BCMにも力を入れている。
2024/04/12
-
民間企業の強みを発揮し3日でアプリ開発
1月7日、SAPジャパンに能登半島地震の災害支援の依頼が届いた。石川県庁が避難所の状況を把握するため、最前線で活動していた自衛隊やDMAT(災害派遣医療チーム)の持つ避難所データを統合する依頼だった。状況が切迫するなか、同社は3日でアプリケーションを開発した。
2024/04/11
-
-
組織ごとにバラバラなフォーマットを統一
1月3日、サイボウズの災害支援チームリーダーである柴田哲史氏のもとに、内閣府特命担当の自見英子大臣から連絡が入った。能登半島地震で被害を受けた石川県庁へのIT支援要請だった。同社は自衛隊が集めた孤立集落や避難所の情報を集約・整理し、効率的な物資輸送をサポートするシステムを提供。避難者を支援する介護支援者の管理にも力を貸した。
2024/04/10
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月9日配信アーカイブ】
【4月9日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:安全配慮義務
2024/04/09
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方