写真を拡大 グラレス ホールドタイプ

アキレス株式会社(本社:東京都新宿区)は7日、地震の揺れによる被害を軽減し、ホールド加工の採用でより幅広い用途で使える室内用小型免震装置「グラレス ホールドタイプ」を、11月上旬から販売すると発表した。

同社従来品の軽さ、薄さ、コンパクトさや、対象の下に敷くだけの設置の容易さをそのまま引き継ぎつつ、最大の特長であるホールド加工(特許出願中)を採用。ホールド加工は特に大型のオフィス用品での利用に適していて、例えばプリンタの場合、紙交換などの通常動作を阻害せず、大きな振動が発生した場合のみ、ベアリングがくぼみから外れて免震機能を発揮する。バネに関しても、従来品からの強化により、1個あたり15kg程度の荷重の場合、免震作動後に元の位置へと戻る機能を追加した。

写真を拡大 写真左:製品裏面  写真右:製品表面

試験機関で行った性能評価では、地震発生時を想定した入力加速度600gal 震度7相当で約80%減衰という、高い免震性能が得られている(同社性能評価に基づく試験データであり、保障値ではない)。

サイズは外寸φ207±2mm、厚み23±2mm。重量は685±10g。積載重量は最大30kg/個。

(了)