「ドラぷら」ホームページのスクリーンショット http://www.driveplaza.com/
「ドラぷら」アプリはこちらからダウンロードできる http://www.driveplaza.com/dorapura_app/

「渋滞予報」は、過去データの積み重ねだ。簡単に言うと、過去2年分の道路の渋滞状況と、「直近の日付と曜日が同じになる年」の計3年分を重ね合わせて算出するのが基本パターン。道路状況は曜日と休日の組み合わせに大きく左右されるためだ。

半年先まで予報しており、今現在でもホームページやアプリを起動すれば年末年始の渋滞状況を確認できるので、ぜひチェックしてほしい。渋滞を避けるには、なんといっても渋滞発生のピーク日や時間帯をずらしてもらうのが最も有効だからだ。

写真を拡大 「どらトラ」の渋滞予報カレンダーより。http://www.drivetraffic.jp/ 画像は2017年1月3日16時の渋滞予想。

外山氏は「例えば木更津市では、渋滞が発生する夕方に車で帰るのではなく、夕食のクーポン券を発行することで夜まで市内にとどまってもらい、地域振興と組み合わせた渋滞軽減に努めている。ちょっとしたアイデアで渋滞のピークを一人ひとりが回避すれば、渋滞は軽減されるはず」と強調する。

木更津市の「週末木更津計画」パンフレット

■土日祝日限定ヨル得アクアライン渋滞すいすいプロジェクト
(NEXCO東日本:「ドラぷら」HP)
http://www.driveplaza.com/sapa/event_campaign/detail/aqualinepro-yorutoku2016.html

また、同社ではドライバーに伝えたい広報情報に加え、今年から交通状況に関する情報もTwitterで発信している。もちろんドライバーが随時チェックするわけにはいかないが、家族で移動している場合はぜひ助手席に座った方が、運転アシストに活用してもらいたい。

NEXCO東日本Twitter https://twitter.com/e_nexco_kanto



 

高速道路を遠回りした場合でも、料金は起終点間の最安値になる可能性も

昨年9月、国土交通省は首都圏の高速道路料金の改正案である「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」を発表。2016年4月1日から施行されているのをご存じだろうか。この料金改正の大きなポイントの一つは、「ETC車の場合、出発地から目的地まで、どの経路を利用しても、起終点間の最短距離の料金となる」というところだ。これは渋滞解消のための背策の一つで、簡単に言うと「高速道路を遠回りした場合でも、料金は起終点間の最安値になる」というものだ。正確には以下のページをご確認いただきたい。

■首都圏の新たな高速道路料金
http://www.driveplaza.com/info/detail/syutoken_seamless/fee.html

2. 起終点を基本とした継ぎ目のない料金の実現へ

都心部の渋滞等の課題に対して、圏央道や外環道の利用を促すために、ETC車の場合、出発地から目的地まで、どの経路でご利用いただいても、起終点間の最短距離の料金となります。(当面は料金体系の整理・統一における激変緩和措置を考慮し、最安値とします。)
ただし、首都高速経由の料金の方が高い場合には、首都高速経由で走行しても料金は引下げません。(走行経路どおりの料金になります。) 

(NEXCO東日本HP:「ドラぷら」より)

最後は何といっても「安全運転」!

そして最後のポイントは、当たり前かもしれないが「安全運転」だ。年末年始などの交通混雑期は、高速道路上での事故の約半分が渋滞時に発生しているという。

外山氏は、「事故を起こさないためには、心と時間にゆとりのある「安全運転」が一番。しかし渋滞に巻き込まれると、心に余裕がなくなり、注意力も散漫になる。この年末年始はぜひ賢く渋滞を回避し、安全運転で良い1年のはじまりを迎えてほしい」と話している。

(了)