通常時は公用車だが、災害時はコンテナを積んで被災地に向かう軽トラック(提供:ダイハツ工業)

ダイハツ工業は17日、災害時の被災地自治体に対し、軽トラックと防災用品の貸し出しを開始すると発表した。大阪府池田市と兵庫県川西市に軽トラックと防災用品を積んだコンテナのセットを提供。両市が保管を行い、災害が起こった場合に被災地市町村に対し貸し出しを行う。

コンテナは人力での上げ下ろしが可能な構造(提供:ダイハツ工業)

軽トラックは同社の「ハイゼット トラック」。荷台のサイズいっぱいの高さ1250mm、長さ1893mm、幅1363㎜のコンテナには発電機やはしご、スコップなど防災用品を積んでいる。コンテナの荷台への上げ下ろしは人力で可能な構造にした。ダイハツの関連会社である葵機械工業が開発している。

ダイハツでは本社のある池田市および隣接する川西市に数セットずつを提供し、協力を依頼した。通常時は軽トラックを両市の公用車として利用するが、災害が起こった場合、コンテナを積んで被災地に貸し出しを行う。

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