大災害に対して備えているのは、日用品・水・食料品、徒歩での帰宅経路の確認、保険加入など。(写真は2016年の熊本地震で倒壊した家屋)

マクロミルは14日、全国の20~69歳の男女1000人を対象にした「防災意識と備えの実態」の調査結果を発表した。「大災害に対して備えをしている」「災害発生時に注目する情報はテレビ」と回答した人が8割などの結果が出た。

大災害に対して備えをしている人は82.6%で、備えているものは多い順に、「日用品・水・食料品などの備蓄」51.5%、「徒歩での帰宅経路の確認」47.8%、「保険加入」47.2%だった。また、この1年で備えを強化したものは、「日用品・水・食料品などの備蓄」が24.3%、「災害速報のサービスやアプリの利用」17.6%、スマートフォンなどの充電用に「モバイルバッテリーを携帯」17.3%となった。

身の回りで大災害が発生した際、どのような情報源に注目するかの質問には、79.1%が「テレビの情報」と回答。「災害伝言サービスの情報」が66.8%、「インターネット上のニュースサイトの情報」が66.7%となった。

「災害に関する“デマ情報”をSNS等のネット上で見かけたらどうする」との質問には、71.1%が「デマ情報だと気づいたので、SNSや他人には広げなかった」と回答。26.4%がデマの情報だったことに気づかず、その後の行動は「他人には広げなかった」が19%、「広げてしまった」が7.4%となった。

(了)