動画解析をする際、一部破損していても、修復し再生することができる。

AOSリーガルテック株式会社は15日、ドライブレコーダーや防犯カメラの画像復旧ソリューション「AOS動画フォレンジック」を、主に官公庁向けに4月から提供開始すると発表した。犯罪捜査、録画監視、不正調査などの際、スマホ、デジタルカメラ、監視カメラなどの動画ファイルが破損・削除、初期化されていても、動画を構成する画像のコマが残っていれば部分的に修復し再生することができるようになる。

動画フォレンジックとは、画像や動画の解析を行うデータ鑑識調査のこと。事例として、監視カメラに写った犯人のぼやけた顔の復元や、高速道路でカメラが捕らえた走行車のナンバープレートの解析などがある。

これまでは、動画の一部が破損している場合、部分的に直すことは難しかったが、同社は「動画はパラパラ漫画のようなコマでできている。生きているコマを拾い出してつなげ、動画として再生することができる」と話す。

価格は、捜査機関向け高機能版のProfessional(Pro/3)が270万円、Professional の簡易版で捜査機関の現場向けのOffice(Office/3)が180万円、ドライブレコーダー、防犯カメラ、スマホなどの画像を鮮明化するEnhancement(E/3)が180万円(いずれも税抜き)。

(了)