東京都は中小企業の新たな防災技術を支援する(写真はイメージです)

東京都と東京都中小企業振興公社は23日、2017年度「先進的防災技術実用化支援事業」の概要を発表した。都内中小企業による防災関連や技術の開発・改良や普及に補助を行う。また4月に4回、同事業に関する説明会を開催する。

対象の分野は災害の未然防止や被害の拡大防止、救助、復旧・復興、避難などで、分野は自然災害以外に事故災害も含む。技術実用化に要する助成として、経費の3分の2・1000万円を上限に補助する。実用化に関する申請は必須。また任意で普及促進に関する助成申請も受け付ける。実際開発した製品をユーザーがモニター利用する際にかかる経費は2分の1・200万円、展示会への出展・広告費助成は2分の1・150万円を上限に補助する。普及促進のみでの申請はできない。

過去には簡易的な防災シェルターなどに補助が行われている。都では4月12~21日にかけて4回、説明会を開催する。参加には振興公社サイトから事前申し込みが必要となる。

■先進的防災技術実用化支援事業(東京都中小企業振興公社)
http://www.tokyo-kosha.or.jp/topics/1702/0009.html

(了)