スピーカー設置用のポールに4本設置した場合、円形に音を広げられるので、市街地など広い地域で放送エリアが広がる

ユニペックス(本社:大阪府枚方市)は5日、広い地域のすみずみまで放送が行き渡り、明瞭度の高い防災行政無線用スピーカー「防災用ソノコラムスピーカーSC-Bシリーズ」を開発し、1日からオープン価格で受注生産による販売を開始した。

複数の小型スピーカーを縦1列に並べたラインアレイ方式を採用したことで、上下に狭く左右に広がって音が届く。スピーカー設置用のポールに4本設置した場合、円形に音を広げられるので、市街地など広い地域で放送エリアが広がり、従来のホーンスピーカーよりも少ない放送子局で済む。

スピーカー本体内部に明瞭度切換機能を内蔵し、スイッチひとつで音質を切り換えることができる。ビルや山間部など反響の多い場所などでは低音をしぼって明瞭度を上げるため受信回路と電力増幅器の間にイコライザーアンプを追加することがあるが、イコライザーが不要なため、トータルコストを抑え配線工事の手間も省くことができる。

丈夫なステンレス製の前面パネルと防虫ネットの二重構造で鳥や虫の侵入を防ぐ。別売りの落下防止ワイヤーを取り付ける金具も装備しており、安全性に配慮した設計となっている。

同社は「地震や洪水、火災などの災害に備える防災意識が高まっていることから、顧客である全国自治体などから、『もっと音が広がり、明瞭度が高く聞きとりやすい放送をしたい』といったニーズが寄せられていた」とする。

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(了)

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リスク対策.com:横田 和子