樹から育てている梅。梅ってひねれば簡単に実が採れます!

梅の雨と書いて梅雨ですね。みなさんは梅仕事していますか?

わたしは、毎年、梅の樹の剪定(せんてい)をして、梅の実を作るところから楽しんでいます。梅って雨が降った後に、1、2割り増しくらいに急成長するんですよ。だからこの時期、雨がしっかり降ってくれると嬉しいのです♪

今回は、備蓄品にもなる梅仕事と新発想の地域循環型ローリングストックについてについて書きます。梅に興味がない方は、職場でも生かせる後半までスキップしてお読みいただければ嬉しいです♪

まず、こちらの写真をご覧ください。

(画像提供:あんどうりす)

「おだわら子ども防災」さんは、2011年10月11日に地震や津波からわが子を守るにはどうすればいいの?という思いから設立された団体です。防災講座を実施するだけではなく、誘い合って梅干し作りも実施しています。

α米の白米には、梅干しを作った際のシソを乾燥させた「ゆかり」が入っている事が多いですよね。それが、本物の梅干しだったらクエン酸パワーで、元気がでそうです!

おだわら子ども防災で作っている、この梅干し、地域で採れた梅を使っています。農家さんに頼んで、子どもたちにも梅採り体験を実施して、そこからの梅干し作りです。地域と普段からつながる仕組みを作っているなんて理想の共助ですね!

梅干しは、すごく簡単に作れます。樽を使わず、ジップロックなどの保存袋に入れて作る方法もネットにたくさんでています!

まず水洗いした梅のヘタを採ります。つまようじでヘタを刺してねじると、つるんと採れます。この時、水分が残るとカビや腐敗の原因になります。しっかり水分が乾くまで待ちます。その後、アルコール濃度の高い焼酎で消毒かわりに拭く方もいます。焼酎によって、塩をまぶしやすくする効果がありますので一石二鳥なのです。

梅のヘタをとります

乾いた梅と塩をジップロックで混ぜたら重石をします。塩分は18%あれば、常温でも5年持ちます。2年目くらいが塩がたっていなくておいしいです。甘い梅干しにしたければ、塩の量を減らして砂糖を入れます。砂糖入りは、長期保存はできません。
 
塩が溶けて梅酢が全体にあがってきたら、赤梅干しにしたい場合にはここに塩もみしたシソを投入。

梅干し作りは塩とシソを入れるだけなので簡単なのですが、一番大変なのが、採ったシソを一枚づつ洗って乾かす作業。これ、ひとりでやると寂しいです。塩もみしたものを購入したり、シソ漬けしない方もいます♪

あとは、梅雨明けの7月25日前後の土用の丑の日の3日くらい晴れが続く日をねらって天日干しするだけです。