写真を拡大 身体の個人差を考慮した予防策を提示することができるようになった

日本気象協会は、個人ごとの熱中症の危険度を簡易的に診断する「熱中症セルフチェック」を開発し、ウェブサイトで提供している。名古屋工業大学と東北大学と共同で研究した熱中症リスクを評価する技術を応用し、対象者の年齢、活動の内容、周辺の環境条件を取り入れることで、今まで加味できなかった「身体の個人差を考慮した予防策」を提示することができるようになった。

「年代」「活動レベル」「現在地」を選択すると、その環境に1時間いた場合の熱中症危険度を4段階のレベルで診断。選択内容と気象条件をもとに、発汗量や体温上昇量を算出し、「どのくらいの量の水分が失われるか」を表示するとともに、水分摂取や休憩の目安を伝える。外出先での熱中症危険度をその場で調べられるよう、スマートフォンでも利用しやすくなっている。

熱中症危険度を4段階のレベルで診断

日本気象協会、名古屋工業大学、東北大学は、2015年に「個人に応じた熱中症対策を提案する、新たな情報」の共同研究を行い、同じ気象条件のもとでも、年齢や性別などの違いによって熱中症の危険性が異なることがわかり、今回の開発に至った。

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https://www.jwa.or.jp/news/2017/04/post-000838.html

(了)

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リスク対策.com:横田 和子