その国の法律に準拠した保険が必要です。(※画像はイメージです。写真/Photo AC)

チューリッヒ保険は、アジアに拠点を持つ法人向けに特化して開発した生産物賠償責任保険(PL保険)「まるごとアジアZ」の販売を5月15日から開始した。売り上げ250億円以下の中堅製造業を対象とし、国によって異なる保険関連規制に準拠することでリスク管理をバックアップする。

同社によると、アジアに積極展開している企業のなかでも海外の保険関連規制や税制を深く認識せずに保険手配をしている企業が多く、製品事故が発生した場合にスムーズに保険金が支払われない可能性もあるという。同保険では日本の本社が製造・販売する製品に加え、これまでのPL保険では対応できなかった、日本本社を通さずに海外子会社が販売した製品に起因するケースも包括的に補償。対象国をアジアに限定し、保険金支払限度額を3パターンから選ぶなど内容を簡便化することで、申し込み手続きも簡単にした。

同社では、全世界で在籍する140人の弁護士により収集される保険関連諸規制に関する情報システムにより、各国の最新の規制や税制に準拠した適切な保険プログラムを構築。企業は日本国内で、アジアの海外子会社を含めた包括的な生産物賠償責任保険プログラムを手配できるとしている。

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https://www.zurich.co.jp/aboutus/news/release/pr170515.html

(了)

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