国交省は改修により既存ダムの最大限有効活用を行う

国土交通省は6月27日、「ダム再生ビジョン」を発表した。かさ上げなどの改修で既存ダムの最大限有効活用を進めるほか、長寿命化や気候変動対応に注力する。

同ビジョンでは厳しい財政制約の中、既存ダムの活用を推進。かさ上げによる貯水量の増大や放流設備の増設による貯水の有効活用といった改修を進めていく。新工法の導入や堆砂対策などダムの長寿命化を図る。

気候変動への対応として、降雨量の増大や渇水への対処といった将来の再開発が容易な柔軟な構造の研究を進める。降水量観測データの活用や洪水への対策強化へダム再開発と下流河道の一体的整備、複数ダムの効率的統合管理などを目指していく。

■ニュースリリースはこちら
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo05_hh_000029.html

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(了)

リスク対策.com:斯波 祐介