最も重要なのは教育・訓練 
最後に最も重要なのが継続的な教育と訓練だ。どのような安否確認の手段、システムを使うにしても、普段やってないことが、突然の災害時にできるはずがない。安否確認のルールを日常的に教育しておくこと、安否確認ツールを使えるように訓練しておくこと、などが何より重要になる。特に衛星携帯電話については、東日本大震災で、せっかく用意していたのに、使い方が分からなかったという声も聞く。また、企業の中には、毎月のように繰り返し安否確認システムの使い方の訓練をしている熱心な会社もあるが、せっかくそこまで訓練をするなら、仮にそのシステムが使えなかった場合の訓練についても期待したい。