ヘッドマウントディスプレイには火災現場の映像が流れる(提供:NEC)

NEC、NECネッツエスアイ、MXモバイリングは2日、「VR消火体験シミュレータ」を9月に発売すると発表した。バーチャルリアリティ(VR)技術を活用し、リアルな火や煙の映像を見ながら訓練用消火器を使い、手軽に消火訓練が行える。

訓練用消火器のホース部分にコントローラーがある(提供:NEC)

サムスン電子のスマートフォン「Galaxy」と接続したヘッドマウントディスプレイを装着。画面に表示される火災現場の映像を見ながら、訓練用消火器のホース部分に取り付けたコントローラーを操作する。これまで訓練では火災現場を投影した大型スクリーンや消火用の水や薬剤を準備した専用施設が必要だったが、同製品ではどこでも気軽に訓練ができる。

映像は外部モニターにも表示でき、指導者がアドバイスも行える。価格はスマホ、ヘッドマウントディスプレイ、訓練用消火器、ソフトウェア、指導者用モニターがワンセットで100万円(税別)から。消防・防災関連団体や企業の防災部門などをターゲットに3年間で1000セットの販売を目指す。すでに東京防災設備保守協会での採用が決定しているという。

■ニュースリリースはこちら
http://jpn.nec.com/press/201708/20170802_01.html

(了)

ご担当者様へ:
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp

リスク対策.com:斯波 祐介