情報を分散して管理するブロックチェーン技術を活用することで安定的に稼働する(画像出典:写真AC)

株式会社電縁は8月23日、大災害に強い安否確認スマートフォンアプリ「getherd」(ギャザード)をリリースすると発表した。情報を分散して管理するブロックチェーン技術を活用することで安定的に稼働するほか、高コストなサーバーが必要がないので導入しやすい。会社に個人のメールアドレスを開示することもなく、プライバシーが守られる。

複数のノード(サーバー)をまたいだブロックチェーン上に安否情報を記録するため、同じ情報が複数のノードに存在し、特定のノードに過度の負荷がかからないので、安定して利用できる。情報が保存されているいずれかのノードにアクセスできればサービスが使えるので、大災害が起きた時でも一部のノードが被災を免れれば、安否確認が可能となる。

App storeやGoogle play storeにアクセスしアプリをダウンロードする。料金は無料。QRコードを使い家族や友人を登録すれば、安否確認ができる。

同社は「安否確認サービスでは東日本大震災の際に、携帯キャリアのメールサーバーに過度の負荷がかかり安否確認依頼のメールに大幅な遅延が発生したことや、ラックの転倒などによりシステムが停止したなどの事例がある。低コストで耐障害性の高いサービスの開発に成功した」とする。

■ニュースリリースはこちら
http://www.getherd.jp/blog/2017/08/22/release/

(了)

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リスク対策.com:横田 和子