ランサムウェアをふるまいで検知する(画像出典:Flickr)

パロアルトネットワークスは25日、ランサムウェア防御などの機能を強化したエンドポイント(端末)向けセキュリティ「Traps(トラップス)」最新版の提供を同日から開始すると発表した。マルウェアと思われる動きを検知し、データ暗号化を阻止する。価格は応相談。

ランサムウェアはパソコン内のデータを暗号化して利用できなくし、解除のためユーザーに身代金を要求するウィルス。Trapsの最新版ではIDSやIPSから異常を検知するシグネチャ型ではなく、ビヘイビア(ふるまい)からランサムウェアを検知。シグネチャベースだとアップデートに数時間から数日かかり、ランサムウェア対策に時間がかかるが、ランサムウェア独自の動きを検知し、暗号化が始まる前に阻止するビヘイビア型で対処のスピードアップを図る。

またOS中核のカーネルエクスプロイト防御を強化したほか、macOSユーザーへの攻撃増加から、同OSでのオフラインでも実行可能なシグネチャレスのローカル解析機能も追加した。

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https://www.paloaltonetworks.jp/company/press/2017/latest-version-next-generation-endpoint-security-traps.html

(了)

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リスク対策.com:斯波 祐介