アンケートで寄せられた事例や対策を掲載している

東京都は14日、「高齢者の家庭内事故防止見守りガイド~ヒヤリ・ハットレポート No.14」を作成したと発表した。インターネットで都内在住の70歳以上の単身もしくは二人暮らし世帯の家族に対して見守りや家事支援を行う3000人に対しアンケートを実施。回答の中から高齢者が家庭内で起こった危ない事例と効果的な対策を抜き出し、対策をA4版4ページにまとめた。

都によるとアンケートでは5610件の事例と1869件の事故防止のための工夫が寄せられたという。ガイドでは転倒、火の扱い、熱中症、風呂場の事故の注意を取り上げた。例えば転倒では電気カーペットのコードに足を引っかける、めくれたカーペットの端に足を引っかけるといった事例が挙げられた。気をつける工夫については電源コードを歩く範囲にはわせない、部分的な敷物を置かないといったものが挙げられている。

都ではガイドをホームページに掲載するほか、高齢者支援施設や都立病院、公衆浴場といった高齢者がよく利用する施設などで配布する。

■ニュースリリースはこちら
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/09/14/27.html

(了)

リスク対策.com:斯波 祐介