既存の通信インフラがない場所でも無線LANのネットワークを用いたセキュアな通信環境を構築できる

NECは、3月に発売した、場所を選ばず容易に無線LANのネットワーク環境を構築できる「インフラレス通信アクセスポイント」の販売を進めている。既存の通信インフラがない場所でも無線LANのネットワークを用いたセキュアな通信環境を容易に短期間で構築が可能なほか、一時的に通信が途切れても復旧後、確実にデータを伝送できる。既設工場や工事現場、災害現場、スマートシティ、イベント会場などで活用できる。価格は個別見積もり。

複数台設置するだけで無線LANのネットワークを用いたセキュアな通信環境を構築する

1台に無線LANアクセスポイントと機器間通信のアドホック機能を搭載しているため、複数台設置するだけで無線LANのネットワークを用いたセキュアな通信環境を構築する。ネットワーク上に複数のゲートウェイを設定し、効率の良い通信と自由度の高いネットワーク設計を行うことが可能。約8時間の連続稼働が可能なバッテリーを内蔵し持ち運びできるため、自由に移動・拡張できる。

受信したデータを機器内に保存し通信可能時に送信するDTN(Delay, Disruption, Disconnection Tolerant Networking)機能を搭載し、一時的に通信が途切れても復旧後、確実にデータを伝送する。周辺の通信可能な同製品を自動で検出し、通信状態を把握して最適な通信経路を選択するため、効率的なネットワーク利用ができる。

GPSの受信機能で、スマートフォンやタブレット端末から移動軌跡を確認が可能。機能拡張用のメモリを有しているため、利用用途に応じてソフトウェアを追加し機能を拡張できる。同社は「内蔵するソフトウェアの開発に加え、ネットワーク敷設工事が困難な既設工場や工事現場、既存の通信インフラが利用できない災害現場などを対象に、容易に導入・利用ができる各種ソリューションを順次提供する」とする。

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http://jpn.nec.com/press/201703/20170328_01.html

(了)

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リスク対策.com:横田 和子