体動の停止やうつ伏せ寝状態を継続的に検知した場合、保育士にiPadの画面表示と音でアラート通知する


ユニファ株式会社(名古屋市)は4日、凸版印刷グループの株式会社フレーベル館と業務提携を行い、チャイルドヘルスケアIoTサービス「るくみー午睡チェック」を2018年初旬から本格提供すると発表した。乳幼児の呼吸の有無を判断するための体動の停止やうつ伏せ寝状態を継続的に検知した場合、iPadの画面表示と音で保育士にアラート通知する。午睡チェックの記録は自動的にでき、一定時間ごとに行っている保育士チェックの業務負担を軽減する。

るくみー午睡チェックは、保育園などでのお昼寝中の身体の向きや体動チェックをするアプリ。園児の衣服に装着する午睡センサーと連携して、お昼寝中は随時モニタリングし、子どもひとりひとりの体動を検知する。一定時間ごとの身体の向き、気温・湿度・メモの記録が可能。園長や理事長が外出先からでも状況を把握できる遠隔確認機能もある。医療機器として届出済みで、品質などは確認している。

一定時間ごと身体の向きの記録ができる
 
外出先からでも状況を把握できる遠隔確認機能がある

現在、乳幼児を預かる保育園やこども園では、乳幼児突然死症候群(SIDS)を防止するため、例えば0歳児であれば、5分間隔で保育士がブレスチェックや仰向け寝の確認をして手書きで記録を行っている。2017年5月12日内閣府子ども・子育て本部公表「平成28(2016)年教育・保育施設等における事故報告集計」データによると、保育施設での死亡事故の約77%は睡眠中で、その40%は仰向け寝が推奨されているにも関わらずうつ伏せ寝によるものという。同社は保育中のお昼寝への安全対策強化は重要と考え、開発を進めてきた。

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(了)

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リスク対策.com:横田 和子