活動目的に応じて情報共有の範囲を決める

災害時における情報共有システムを導入する自治体、企業が増えている。しかし、災害時にどのような情報を、どの範囲で共有するかを明確にしていなければ、システムを有効に活用することはできない。災害時の情報共有のあり方について、京都大学防災研究所の林春男教授に聞いた。

Q まず、災害時になぜ情報共有が必要なのでしょうか?

危機が発生すれば、それまでとは別の新しい現実が生まれます。しかし、それがどのような姿をしているかは、発災当初においては誰にも認識されていませんし、その姿が災害対応にあたる関係者の間で統一認識されていなければ、適切な対応がとれません。関係者が連携しながら適切な対応活動をしていくためには状況認識を統一させる必要があります。それをコモン・オペレーショナル・ピクチャー(COP:Common Operational Picture=状況認識統一)※1と呼びます。

※1コモン・オペレーショナル・ピクチャー(COP:Common Operational Picture)
災害対応にあたる関係者が、災害状況や対応状況について認識を統一するためのもの
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