ビッグイベントでの化学テロへの対策を強化する

消防庁は2018年度から赤外線カメラによる有毒ガスの特定システム導入を進める。2019年ラグビーW杯や2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたテロ対策の一環で、全国主要都市での導入を進めていく。

ガスによって光の吸収の仕方が異なる点を利用し、赤外線カメラとモニターを使い、50種類程度のガスを識別する。ガスの発生源から離れた場所で特定ができ、安全性を高めることができる。テロなどがあった際に消防が必要機器を持参する形で利用する計画。ガスの種類のほか発生源や広がり方もわかることから、スタジアムや交通機関など多くの人が集まる場所での避難誘導、救急医療に役立てる。

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リスク対策.com:斯波 祐介