2017年の交通事故死者数は、警察庁が統計を保有する1948年以来で最低値を更新した

警察庁は4日、2017年中の交通事故による死者数の統計を発表した。交通事故発生から24時間以内の死者数は全国で3694人。前年の3904人と比べ210人(5.4%)の減少で、警察庁が保有する1948年以来の統計で最低値を更新した。

交通事故死者数がピークに達した1970年の1万6765人と比べて4分1以下まで減少した。65歳以上の高齢者の割合は54.7%と全体の過半数を超え、過去最高の54.8%だった2016年に続く高比率となった。

都道府県別で最も多かったのは愛知県で前年比12人減の200人。次いで同26人増の埼玉県177人、5人増の東京164人、9人増の兵庫県161人、31人減の千葉県154人と続いた。人口10万人あたり死者数が最も多かったのは福井県で前年比0.60人減の5.88人。次いで0.11人増の愛媛県と1.11人増の山口県で5.67人、岡山県で0.96人増の5.07人となった。

また原付以上運転者の飲酒運転による死亡事故件数は201件となり、前年比12件(5.6%)減少。10年前である2007年の434件と比べて53.7%減少した。

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http://www.npa.go.jp/news/release/2018/20180103001nenntyuu.html

(了)

リスク対策.com:峰田 慎二