写真を拡大 パロアルトネットワークスが今月から提供する最新OS「PAN-OS 8.1」の主な対応機能一覧(出典:同社記者発表資料)

パロアルトネットワークスは5日、東京本社(東京都千代田区)で記者会見を開き、同社の次世代セキュリティプラットフォーム向けOSの最新版「PAN-OS 8.1」を5日から日本国内市場向けに提供すると発表した。合わせてリリースした次世代ファイヤーウォール機器の高耐久化モデル「PA-220R」など7機種も同日発売。クラウド環境を問わず統合的なセキュリティ体制を拡充するほか、セキュリティ強化が課題となっている産業用制御システムへのサービス対応も強化する。

「PAN-OS 8.1」では、クラウド環境で提供する次世代ファイヤーウォール「VM-Series」が、従来のAWSやMicrosoft Azureに加えて、新たにGoogle Cloud Platoformにも対応。社外の複数のクラウドサービスを利用する「マルチクラウド」や、 社内のクラウドシステムと社外のクラウドシステムを併用する「ハイブリッドクラウド」など、企業による様々なクラウド環境に一貫したセキュリティ体制を提供できる。

OSの最新版にあわせて次世代ファイヤーウォール機器「PAシリーズ」も発売。IoT化の進展などでセキュリティ強化が急務となっている産業用制御システム(ICS/SCADA)向けの高耐久化モデル「PA-220R」や、最大40Gbpsの高速インターネット回線に対応する「PA-3200」シリーズなど、全7機種も5日から全国代理店を通じて販売開始する。価格はすべてオープン。

同社セキュリティープラットフォーム・セールスマネジャーの藤生昌也氏は「今後も顧客の環境に合わせて、ネットワーク・端末・クラウドまで、どの場所でも一貫したセキュリティを提供していきたい」と話している。

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https://www.paloaltonetworks.jp/company/press/2018/pan-os-8-1-release.html

(了)

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リスク対策.com :峰田 慎二