洪水から身を守るためのポイントを教える動画も作成した(出典:国土交通省資料)

国土交通省は8日、「防災教育ポータル」の開設を発表した。防災教育を行う教師の利用を想定。防災教育に役立つ75サイトのホームページへリンク。独自に作成した水害時の危険を説明する動画も用意。ワンストップでの教育素材提供を図る。

2020年度から小学校で防災教育を充実させる新学習指導要領が全面実施されることや、2017年6月の改正水防法施行の際、教師からヒアリングを行い、国交省の持つ写真などの素材のニーズがあるとわかったことから開設した。

リンクは国交省のほか気象庁、内閣官房、内閣府、消防庁、文部科学省、NHK、日本赤十字社の8機関75サイトを紹介。ダウンロードして教材として使えるスライドや解説書、防災教育の参考となる内閣府や文部科学省などが作った手引きやガイドブックのほか、教材の素材となる写真も紹介している。2月に国交省が配信を開始した防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」もダウンロードできる。

このポータルサイトの公開のため、洪水から身を守るための独自の動画も作成した。小学生が出演し洪水対策として、(1)危険な場所を調べ家族で話す(2)浸水が始まる前に逃げる(3)安全に逃げる方法を確認する-ポイントとしてあげた。

■ニュースリリースはこちら
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo06_hh_000082.html

■「防災ポータル」はこちら
http://www.mlit.go.jp/river/bousai/education/index.html

■関連記事「国交省、津波と水害学ぶカードゲーム」
http://www.risktaisaku.com/articles/-/5040

(了)