33のチェックリストで自己評価

一般社団法人レジリエンス協会(会長:国立研究開発法人防災科学技術研究所 林春男理事長)は、危機対応に関する国際規格であるISO22320(社会セキュリティ−緊急事態管理−危機対応に関する要求事項)の簡易版自己診断チェックリストを公開している。規格の要求事項を精査・分析し、最低限必要と思われる33のチェックリストをわかりやすくまとめたもの。誰でも回答することができ、結果はレーダーチャートで表示され、自組織の危機管理体制などを再確認することができる。

「指揮・統制」「活動情報」「協力・連携」

ISO22320は、効果的な危機対応を実現するための国際規格で2011年に第1版が発行され、2013年に日本工業規格(JISQ22320)になった。内容は東日本大震災のような大規模災害や緊急事態に対して、組織の対応能力を向上させることを目的とし、危機対応において重要となる「指揮・統制」、「活動情報」、「協力および連携」の3つの要素について配慮すべき点を項目別に細かく示している。

具体的には、「指揮・統制」は、組織が危機に直面したときに秩序だって効果的な活動を行うために不可欠な最小限の重要事項について、「活動情報」は、危機が生み出した新しい現実の姿をできるだけ迅速かつ正確に把握し対応に当たれるよう効果的な情報処理を可能にするための最小限の重要事項について、そして「協力および連携」は、部門間や組織間の協力や連携を迅速かつ効果的に行うために必要となる最小限の要求事項について、それぞれ「すべきこと」をまとめている。

しかし、同協会の社会セキュリティ研究部会担当理事である大成建設の天野明夫氏は「重要な国際規格であるにもかかわらず、普及していない。まず、感覚的に、何が求められているのかを理解してもらうために、簡易版の自己診断チェックリストを開発した。自己診断のファーストステップにISO22320を理解し、現状の組織体制をしっかりと振り返って欲しい」と語る。

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