GRCSは日本企業向けに25日からGDPR対応支援サービスを開始した(出典:写真AC)

ITを使ったセキュリティソリューションを手がけるGRCSは、EUにおける個人データの処理と移転に関する法律が25日から施行するのに合わせ、同日から日本企業向けにGDPR対応支援サービス開始すると発表した。米国OneTrust(ワントラスト)社の日本企業初のコンサルティングパートナーとなり、同社の法人向けプライバシー管理ソフトを活用した準拠状況を支援する。

ワントラスト社は、データのプライバシー規制を順守するために使用するプライバシー管理ソフトウェアを開発・販売する。GRCSは今回日本企業で初めてコンサルティングパートナーとなり、ワントラスト社のソフトウェア「One Trust」を活用して、個人データの移転や保管等の運用状況の把握を自動化し、リスクを可視化することで、複雑で膨大な管理を効率化できる。

例えば、GDPRでは特定の条件に該当する場合に求められる、データ保護影響評価(Data Protection Impact Assessment)の実施を求めている。OneTrustのソフトを活用することで、この評価を実施するためのテンプレートが多数用意されており、各社業務内容に応じた評価質問のカスタマイズや回答の収集、結果に基づくリスク分析を効率的に行うことができる。

また「データマッピング」機能では、保護対象となる個人データの地理的位置や、国境をまたいだデータ処理の流れが一元的に表示されるなど、GDPR準拠のために新たに加わる業務を効率化できる。

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https://www.grcs.co.jp/news/news20180525-1

(了)

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リスク対策.com:峰田 慎二