パナソニック株式会社

軽くてスリムなボディでどこにでも持ち運べ、アプリを中心とした使いやすいデザインで活躍の場を広げているタブレット。高いユーザビリティと堅牢性、耐久性をもつ頑丈設計のパナソニックTOUGHPADシリーズに、7インチのFZ-M1、5インチのFZ-E1、X1モデルが新たなラインアップとして加わった。

顧客へのサービス説明から店舗での在庫管理、移動先での資料作成などサービスの向上と作業効率化のため、新たなビジネスツールとしてタブレットを採用する企業が増えている。タブレットは災害時の情報収集や共有・伝達の手段としてだけでなく、必要な資料をストックして現場に持ち出せる極めて重要なツールとなる。過酷な災害現場でも最大限の能力を発揮すると定評の高いTOUGHPADシリーズを日常的に活用することは、BCP対策にも有効といえる。 

今年3月発売の7インチモデルのFZ-M1は、落下による液晶画面への衝撃を防ぐコーナーガードを採用。150㎝からの落下試験でも液晶に直接衝撃を受けないとこが実証されている。

また、IP65に準拠した防塵性と防滴性を備え、周辺機器との接続部分もゴムパッキンでしっかりとガードされ「埃」や「水」の侵入を防ぐ。振動に対してもMIL-STD-810G(米国防総省が定めた米軍の資材調達基準)に準拠した対策がとられている。 

6月発売予定のFZ-E1と8月発売予定のFZ-X1モデルは、5インチのコンパクト設計。機動性も高まり、3mの落下試験を耐える設計だ。ディスプレイは80cmの高さから400gの鋼球を落とす試験をクリア。防水性はより向上したIP65/68に準拠。1.5mの水圧ならば30分間は耐えられる。MILSTD-810Gの耐振性も備えている。6200mAhの大容量バッテリーを搭載し、約14時間駆動を可能にした。また、LTEと3G回線の音声通話ができるようになったのも大きな特長の1つ。 



FZ-M1とFZ-E1、X1ともに手袋をつけたままで操作できるタッチパネルが採用されており、高輝度で見やすい仕様に加え、雨天などで水滴がついても誤作動なくそのまま操作できる点は魅力的だ。 

「新たなラインナップと用途にあわせたカスタマイズも可能となりお客様の取り巻くシステムや環境に対応できるようになりました」とパナソニックの営業担当者は語る。 

FZ-E1とX1、FZ-M1の導入でTOUGHPADシリーズは5インチ、7インチと10インチタブレットのそれぞれでOSとデバイスのサイズを選べるようになった。 

風雨に見舞われ、粉塵が舞う災害対応や復旧の現場は非常に過酷だ。また、東日本大震災では、津波だけではなく建物の倒壊や落下物でサーバーやパソコンが使用不可能になった例も少なくなく、優れた操作性と頑丈性をもつTOUGHPADは室内外の問わず活躍でき、BCP策定の第一歩である防災対策を進めるうえで、より重要な選択肢になるだろう。