まずはキホンから。エレベーターで閉じ込め事故が発生したら?

いずれにせよ閉じ込め事故が発生した場合、エレベーターに乗っている人は、

 

出典:一般社団法人日本エレベーター協会 http://www.n-elekyo.or.jp/safety/elevator.html?tab=3

1.すべての階のボタンを押す
2.インターホンで通報する
3.停電してもあわてず救助を待つ


この3つは昔からの定番ですね!もう1つ捕捉すると、緊急センターや管理室などと連絡をとるときに使う非常ボタンですが、基本は「長押し」です。こちらも覚えといてくださいね!

ただそれでも大地震の時、インターホンがつながるのか、本当に管理人は無事なのか?という問題もでてきます。そこで、携帯などから直接管理会社に電話することも考えられますが、地震が大きくなればなるほど管理会社にもつながらない、つながったとしても復旧する作業員が現場に来れるかどうかもわからないという問題がでてきます。交通手段も途絶えているかもしれませんからね。

そのため、各エレベーター会社では、新しい対応が工夫されているものがあります。


【東芝エレベータ】自動復旧運転機能(出典:Youtube)


【東芝エレベータ】緊急救出運転機能 (出典:Youtube)

また、エレベーター内に非常用防災グッズとして、水、食料、トイレ、ライト、電源などが確保されている場合があります。都内の官公庁のエレベーターでは増えています。このエレベーター内の三角コーナーみたいなグッズがそうです。

 


(画像提供:あんどうりす)

 

椅子付きもあります。この写真はまさしく23区の官公庁のものなので、備蓄してから数年たってそうな風格があります。だからか、椅子タイプは、椅子そのものだと思ってたという方が結構いらっしゃいます。黄色いシールに書かれてるけどはがれているからかも・・・。

で、中身はどんなものが入っているかというと、こんな感じです。みなさんも職場にあったら防災訓練の時に確かめてみてくださいね。


災害でエレベータに閉じ込められたら?/静岡県立大学テレビ(出典:Youtube)

とはいえ、夏の暑い時に停電して閉じこめられると熱中症になってしまいます。非常グッズがあったとしても、やはり早くエレベーターかごから外にでたいですよね。