半導体加工装置製造のディスコ

半導体加工装置製造の株式会社ディスコ(本社:東京都大田区、社長:関家一馬)は、5月26日付けで、事業継続マネジメントシステム(BCMS:Business Continuity Management System)の国際規格である ISO22301:2012の認証を取得したと発表した。

審査登録機関はSGSジャパン。第3者機関による認証取得は、日本では同社が初で、世界的にも極めて早期の取得になるという(SGSジャパン調べ)。

ISO22301は、事業継続マネジメントの国際規格として今年5月15日に発行した。同社は、4月26日に最終国際規格案(FDIS)の認証を受け、ISO発行後、追加審査を経てISO22301:2012の認証を取得した。

同社では、「災害時の早期復旧・事業継続を実現し、安定して製品供給できる体制の構築に2003年より注力している。2008年12月には、英国規格協会発行のBCMS規格BS25999-2:2007を認証取得しているが、この度新たに国際規格が発行されたことに伴い、本認証を取得した」とコメントしている。また、今後については、BCMSの対象を順次拡張し、事業継続性を着実に高めながら、「ステークホルダーにさらなる安心感を持っていただける会社」を目指していきたいとしている。


【審査登録概要】

  • 登録組織:株式会社ディスコ 本社、呉工場、桑畑工場 
  • 審査登録証発行日:2012年5月26日 
  • 認証登録範囲:精密加工ツール(ダイシングブレード、グラインディングホイール、ドライポリッシングホイール)の製造及び供給 
  • 精密加工ツール:精密加工装置(ダイシングソーやグラインダ)に取り付け、切断、溝入れ、研削等の加工をする製品。顧客の工場で日々使用される消耗品のため、万が一供給が滞ると顧客の生産に大きな影響を及ぼす。 
  • 認証機関:SGSジャパン株式会社