1日に発売した「AFDシリーズ」の特徴を説明する同社の垣内氏

主にネットワークシステムの安全対策事業を展開する昭電は1日、雷から電源設備を守る電源用SPD(サージ防護デバイス)「AFDシリーズ」の同日からの発売を発表した。SPD分離器も内蔵しており、このタイプでは業界最小サイズ。さらに業界で初めてAC100V、200V以外に400Vにも対応する。

SPDは雷の際の過電流を防ぐ機器で、SPD分離器はSPDの故障の際に電源幹線からSPDを切り離す装置。昭電は2010年に国内メーカーで初めて分離器を内蔵したSPDの販売を開始した。

1日に発売した「AFDシリーズ」は84×127×94mmで、分離器も内蔵したタイプで業界最小サイズ。さらには初めての400V対応。近年の新築ビルでは約10%程度が400Vを幹線電源としていることから採用したという。

同シリーズでは「AFD-T2シリーズ」とハイエンドの「AFD-T4シリーズ」を用意。警報接点の有無や電圧などで計12種類の形式を用意する。1日から受注を開始し、10月から順次出荷を開始する。価格は5万8000~9万5000円(税別)。目標販売数は年間2万台。

1日に千葉市にある昭電テクノセンタで行われた記者発表会で、雷対策システム部課長代理の垣内(かいと)健介氏は「温暖化やゲリラ豪雨の影響で雷が多発している」とし、分離器を内蔵したSPDの新シリーズ販売に注力していく方針を示した。

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(了)

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