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非IT部門も知っておきたいサイバー攻撃の最新動向と企業の経営リスク
AIのつくり出す偽物
AI(人工知能)の活用によって巧妙化するソーシャルエンジニアリングやビジネスメール詐欺が、本来強固なサイバーセキュリティをも無力にすることがある。今回は、これらの脅威に対する振り返りとともに、サイバー犯罪の「今」を探求する。
2023/03/02
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テクノロジーが変える防災・危機管理
静岡災害デマ、画像生成AIの急速な進化がもたらす新しい時代
台風15号が記録的な豪雨を静岡県にもたらしました。気象庁によると静岡市駿河区では12時間雨量が観測史上最多となる404.5ミリを観測。これは平年の9月降水量の約1.5倍に当たる量とのことです。この大雨により、静岡県各所では広範囲で冠水・浸水や土砂災害、大規模な停電・断水の被害が発生しました。3名がお亡くなりになり、ライフラインの途絶をもたらす深刻な災害となってしまった今回の豪雨ですが、災害自体とは別に残念な事象が起こりました。それはフェイク画像の拡散です。
2022/10/10
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非IT部門も知っておきたいサイバー攻撃の最新動向と企業の経営リスク
ますます騙される
上司や取引先などを装って金銭を詐取するビジネルメール詐欺(BEC)という手口。コロナ禍でその手口はさらに進化していた。それは私たちが日々業務で用いる「あるもの」と最新の技術を組み合わせることで。今回はその手口を追いかけてみたい。
2022/04/07
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来年は顔認証突破や2段階攻撃に警戒を
マカフィーは17日、2019年の10大セキュリティ事件と2020年の脅威予測を発表した。今年はキャッシュレスやクラウドなどでの事件が目立ち、2020年は技術の進化により新たなランサムウェア攻撃の他、偽動画や顔認証の突破といったディープフェイクなどに注意が必要とした。
2019/12/17
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AIブームとリスクのあれこれ
第4回:証拠映像ですら「証拠」と見なされなくなる時代
昔、国会の証人喚問で都合の悪いことを聞かれたある実業家が、「記憶にございません」を連発して流行語になりました。あれから40年以上を経た今日、依然として「記憶にございません」でその場をしのごうとする人々がいることは、なんとも残念なことです。こういう問題こそ、AIで何とかならないものでしょうか。どんなにうそをついても、あるいは電子的にやり取りしたり、テキストで保存したものを消去したつもりでも、AIを駆使すれば、時間をさかのぼって悪事の痕跡をやすやすと暴き出すことができるかもしれません(これはあくまで筆者の希望的観測ですが)。
2018/10/11