レジリエンス
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日立、災害発生直後の市街地画像をAIで即時解析=東京都で本格稼働
日立製作所は1日、カメラで撮影した画像を人工知能(AI)で即時解析し、災害発生直後の情報を収集するシステムを東京都向けに開発したと発表した。同日から本格稼働させた。被害状況を職員が素早く的確に把握できるようにし、住民への情報発信や、消防・警察などと連携した救助の迅速化を支援する。 。
2024/03/01
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被災家屋、解体作業進まず=二次被害懸念、背景に人手不足―識者「工夫が必要」・能登地震
能登半島地震では被災家屋の解体が進まず、多くが放置されたままになっている。背景には建設業者の不足などがあり、被災者からは余震による二次被害を懸念する声も上がる。専門家は「被災者に寄り添った工夫が必要だ」と指摘する。
2024/03/01
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被災庁舎、町所有で保存へ=「歴史、後世に残す」―宮城県南三陸町
東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の旧防災対策庁舎について、町は1日、庁舎の所有・管理権を同県から町に戻し、震災遺構として保存する方針を発表した。佐藤仁町長は記者会見で「各地から多くの方々が防災教育で庁舎を訪れている。未来の命を守る役割を担っている意味でも後世に残すべきだ」と述べた。
2024/03/01
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岸田首相、今後の初動対応策指示=6月までに取りまとめ―能登地震
岸田文雄首相は1日に開かれた政府の「能登半島地震復旧・復興支援本部」の会合で、今回の地震を受け、半島など地理的制約のある地域での災害対応を強化するため、新技術を活用した初動対応策を検討し、6月までに取りまとめるよう関係閣僚に指示した。
2024/03/01
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非常時、国が必要な指示=地方自治法改正案を決定―政府
政府は1日の閣議で、大規模災害や感染症のまん延といった非常時に国が自治体へ必要な指示ができる仕組みを盛り込んだ地方自治法改正案を決定した。想定外の事態が発生しても、国民の安全確保へ迅速な対応を取れるようにする狙いだ。
2024/03/01
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充実する災害情報いかに整理して見せるか
政府が掲げる「デジタル田園都市国家構想」は、2030 年度までの全自治体のデジタル実装が目標。交付金制度を活用した事業の採択も増え、防災DXサービスにも追い風が吹いています。災害時の情報共有システムを提供するブイキューブ公共ソリューション営業グループの武井祐一氏に、防災DXサービスの動向と今後を聞きました。
2024/03/01
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燃えやすい木密地域で消火活動が困難に
2024 年の幕開けを襲った能登半島地震。輪島市の朝市通り周辺で発生した火災は、消火できずに拡大する延焼が中継され、地震火災の恐ろしさを突きつけました。日本火災学会の調査として現地に入った東京大学先端科学技術研究センター教授の廣井悠氏に、輪島市の大火について聞きました。
2024/03/01
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ドローンで離島へ日用品配達=日航、奄美群島でサービス開始
日本航空は29日、鹿児島県瀬戸内町と共同で、奄美群島にある同町の離島に、ドローンで日用品などを配達するサービスを始めた。悪天候による船の欠航リスクが高い離島での物流安定化を図るとともに、災害時には救援物資を迅速に届ける手段として活用する。 。
2024/02/29
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ツルハとウエルシアが経営統合へ=イオン主導でドラッグストア再編
ドラッグストア大手のツルハホールディングス(HD)とウエルシアHDは28日、経営統合に向けた協議を開始すると発表した。両社に出資するイオンが、ツルハ株の約13.6%を3月に投資ファンドから1023億円で取得。その上で、イオン傘下のウエルシアをツルハの完全子会社とする形で統合する。
2024/02/28
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石川も来月16日から=北陸応援割、4県とも同期間
石川県は28日、能登半島地震の被災地の観光支援策「北陸応援割」について、3月16日から開始すると発表した。4月26日まで。新潟、富山、福井3県も同期間の実施を決めており、対象4県で足並みをそろえた。
2024/02/28
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製造後7年の長期保存が可能な災害備蓄用カイロ
エステーは、非常時や災害時の備蓄品として、製造から7年の長期保存ができる、貼らないタイプの「オンパックス 長期保存カイロ」を販売する。グループ会社のエステーPROの業務用ルートやオフィス向けカタログ通信販売ルートを通じて、官公庁、一般企業、自治体などに向けて販売する。
2024/02/28
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ソフトバンク、全域で通信回復=能登地震被災地、大手初
ソフトバンクは27日、元日に発生した能登半島地震の被災地全域で同社の携帯電話の通信が回復したと発表した。移動基地局車を配備するなど応急措置を講じた結果で、携帯大手4社で初めて。今後、被災した基地局の修復など本格復旧を急ぐ。
2024/02/27
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出生数、過去最少75万人=8年連続減、少子化加速鮮明に―23年人口動態統計速報・厚労省
厚生労働省は27日、2023年の人口動態統計の速報値を公表した。年間出生数は75万8631人と、8年連続で過去最少を更新。初の80万人割れとなった前年の速報値(79万9728人)と比べ4万1097人(5.1%)減少し、1983年の約150万人から半減した。
2024/02/27
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リスク対策.com編集長が斬る!【2024年2月27日配信アーカイブ】
【2月27日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:爆破予告への対応
2024/02/27
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被災者の声を傾聴し、ビジネス復興の糸口を探る
一般財団法人危機管理教育&演習センター(EEC、代表理事:細坪信二)は、2月17日~18日の2日間、令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた七尾市や穴水町、輪島市の視察を行った。視察地は七尾市の和倉温泉や穴水町の漁港、輪島市の旅館やスーパーマーケットなど。今回から数回に分けて視察概要を紹介する(取材・執筆:EEC 川村丹美)
2024/02/27
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ボランティアの宿泊拠点設置=長時間の活動可能に―能登地震
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県穴水町に26日、泊まりがけでボランティア活動をするための拠点が設置された。この日は県内外から参加した約40人が同町や珠洲市でボランティア活動に汗を流し、「時間をかけて作業できるのはありがたい」などの声が聞かれた。
2024/02/26
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津波被害、5分以内に予測へ=デジタル空間に再現、産官学挑む
現実の街並みをデジタル空間に再現し、地震発生から5分以内に想定される津波被害を算出して住民避難に役立てる。産官学でこうした防災・減災への挑戦が進んでいる。「デジタルツイン」という技術を活用。
2024/02/26
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病院など来月上旬に断水復旧=各戸への給水はなお時間―石川県珠洲市・能登半島地震
能登半島地震で壊滅的な被害を受けた石川県珠洲市では、ほぼ全域の約4700世帯で断水が続く。病院や避難所への給水は3月上旬に本格化する見込みだが、市内の水道管の総延長は約300キロに及び、点検を終え、各戸に給水できるようになるまでにはまだ時間がかかる。
2024/02/26
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地盤液状化、対策進まず=識者「ダメージ制御を」―再発の危険も・能登地震
大きく傾いた家屋に、波打つ道路―。能登半島地震では、震度5弱を観測した石川県内灘町などで地盤の液状化が発生し、各地に大きな爪痕を残した。過去の災害でもたびたび起き、再発の危険性も指摘されるが、国の対策は進んでいない。識者は「完全に止めるのは難しいが、ダメージを制御することが大事だ」と話す。
2024/02/25
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岩手、AI導入で防災・減災強化=災害時に架電、住民情報集約―被災地で運用、企業も参入・震災13年
東日本大震災から間もなく13年。岩手県内の被災地では防災・減災を強化するため、人工知能(AI)を導入したり、活用を模索したりする動きが広がっている。AI搭載の監視カメラを開発し、防災につなげようとする企業もある。 震災で死亡・行方不明が計1807人に上った陸前高田市。
2024/02/25
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特養施設の混乱「教訓伝えたい」=語り部女性、BCP重要性訴え―福島・双葉
自然災害などの発生後も業務を続けられるよう事前に定める業務継続計画(BCP)。2024年度からは、新たに介護サービス事業所に策定が義務付けられる。
2024/02/24
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問われる高齢者・障害者避難=市町村の個別計画策定進まず―東北3県、津波対応も課題・震災13年
元日の能登半島地震では、高齢者や障害者らの避難の在り方が改めて問われた。全国の市区町村には、自主避難が難しいこうした要支援者向けに「個別避難計画」を策定する努力義務があるものの、全ての要支援者の計画を策定済みの自治体は1割に満たない。
2024/02/24
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いつどこの国でも大規模水害に見舞われる
近年の顕著な災害をもたらした大雨・洪水についても、一定程度は地球温暖化の影響があったことがわかってきています。そしてその大雨・洪水被害は、特定の地域だけでなく、世界中で発生しています。当然ビジネスへのダメージは大きく、特に製造や輸送への影響は甚大。それがいつどこの国でもあたり前に起こり得る状況になってきています。
2024/02/22
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クライストチャーチや白浜町がヒントになる
元日に発生した能登半島地震では、約1カ月半を経過した2月9日現在も、2万人以上が避難生活を余儀なくされており、復興の道のりは厳しいことが予想される。40年以上にわたり、世界の災害対応を研究してきた京都大学名誉教授で前国立研究開発法人防災科学技術研究所理事長の林春男氏に、今後の復興の課題や、考慮すべき点を聞いた。
2024/02/22
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全血液型対応「極めて有用」=有事輸血、防衛省検討会が提言
有事の際の自衛隊員に対する輸血の在り方を協議してきた防衛省の有識者検討会は21日、血液型にかかわらず使用が可能で、凝固作用のある血小板を含む「全血」の製剤の確保を求める提言を取りまとめた。「シンプルで迅速に輸血でき、極めて有用」と結論付けた。
2024/02/21