【シドニー時事】オーストラリア最大都市シドニーで28日朝、1カ月分に相当する激しい雨が短時間に降った。道路が冠水したほか、空港では一部滑走路が閉鎖されるなど交通網が混乱。豪雨に関連した車の衝突事故で1人が死亡した。
 在シドニー日本総領事館は、豪雨を受けて朝の通勤に混乱が生じているとして安全確保に注意を払うよう呼び掛けた。
 豪公共放送ABCによると、午前中の数時間で100ミリ以上の雨が降り、11月の月間平均降水量の83.6ミリを上回った。冠水した道路で救助活動をしていた警官2人が倒れた木によりけがをした。
 シドニー空港では3本ある滑走路のうち2本を閉鎖したため、航空便に欠航や遅延が相次いだ。冠水した道路上では立ち往生する車も見られ、多数の救助要請があった。シドニーの中心部などで停電が発生し、ロイター通信によると、8100の世帯・企業などが影響を受けた。 
 一方、東部クイーンズランド州では強風で森林火災が広がり、一部住民に避難警告が出た。40度近い高温と強風に見舞われ、少なくとも80件の森林火災が起きていると報じられた。(了)

(ニュース提供元:時事通信社)