JR東海と愛知県警は11日、東海道新幹線の名古屋駅ホームや新幹線車両を使った合同のテロ対処訓練を実施した。来月には、大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会議や、天皇陛下が出席される愛知県内での全国植樹祭が控えており、連携強化を図った。
 訓練は駅の営業時間終了後の午前1時前に開始。東京を出発した新幹線のぞみが豊橋-三河安城間を通過中、客席で爆発物とみられる不審物が発見されたという設定で、乗客の避難や爆発物の回収、処理などを行った。 
 JR東海からは乗務員や駅員ら60人が、県警からはG20サミット対策課や機動隊の爆発物処理班などの30人が参加した。駅での避難訓練では、乗務員が誘導した新幹線の乗客らを、ホームで待ち受けた警察官が避難させた。
 11月にはG20外相会議も名古屋市で開かれる。訓練後、安藤貞典名古屋駅長は「どんなことが起きても対処できるよう努める。実車を使った訓練も入れながらテロ対策をしていきたい」と語った。(了)

〔写真説明〕JR東海と愛知県警合同のテロ対処訓練で、新幹線車内の不審物処理を行う県警の爆発物処理班=11日未明、JR名古屋駅
〔写真説明〕JR東海と愛知県警合同のテロ対処訓練で、新幹線車内で見つかった不審物を処理する県警の爆発物処理班=11日未明、JR名古屋駅

(ニュース提供元:時事通信社)