中部国際空港(愛知県常滑市)は22日、大規模な自然災害で空港連絡橋が通行不能になったと想定した初の訓練を実施した。昨年9月、台風21号の直撃を受け関西国際空港で約3000人が孤立したことを教訓に、空港島から船による対岸への人員輸送や、外国人客の対応などを行った。
 空港や航空関連会社のほか、鉄道・船舶などの民間企業や、警察・消防など計約180人が参加。中国、韓国の名古屋総領事館も初めて訓練に加わった。
 震度7の地震で空港に続く鉄道や道路などが寸断され、空港島内に負傷者を含む多数の滞留者が発生したと想定。民間の旅客船を利用し、救急隊や領事館職員を受け入れたり、滞留者を対岸の港まで運んだりした。 
 国土交通省は昨年10月、関空や新千歳空港の台風・地震被害を受け、大規模自然災害対策に関する検討委員会を設置。関空など災害時の重要輸送拠点16空港は、新たに策定した事業継続計画(BCP)に沿って同様の訓練を順次実施する。(了)

〔写真説明〕震度7の地震を想定した避難訓練に臨む韓国の名古屋総領事館職員(右)=22日午後、中部国際空港

(ニュース提供元:時事通信社)