新潟県村上市で震度6強の揺れを観測した地震では、同市内の海沿いを走行中のJR東日本羽越線の列車2本が緊急停車し、乗務員の判断で50人以上の乗客を高台に避難させた。甚大な津波被害に見舞われた東日本大震災の教訓を生かした措置だった。
 JR東日本新潟支社によると、18日夜の地震を受け、51人が乗った新潟発酒田行き特急列車と、2人が乗った新津発鼠ケ関行き普通列車が緊急停車した。
 いずれもけが人はいなかったが、停車位置が海沿いだったため、乗務員が津波を警戒。近くの高台まで線路沿いに乗客を誘導し、手配したバスやタクシーでそれぞれの目的の駅まで送り届けた。
 JR東は2011年の東日本大震災以降、乗務員に対し、津波被害の恐れがある場合の訓練を徹底。緊急時には社の判断を仰ぐことなく、適切な対応を取るよう指示していた。 
 新潟支社の担当者は「お客さまの安全確保は最優先事項。大震災の教訓が生かされた」と話している。(了)

(ニュース提供元:時事通信社)