新潟県村上市で震度6強の揺れを観測した地震で19日、新潟、山形両県は雨が降り、土砂崩れなどへの警戒が続いた。総務省消防庁などによると、けが人は重傷2人、軽傷25人の計27人に上り、一時800人を越えた避難者は79人となった。
 消防庁によると、最もけが人が多かったのは山形県の17人で、他に新潟県で4人、宮城県4人、秋田県、石川県各1人。新潟県燕市で30代男性が、秋田県湯沢市で女子高校生が、それぞれ転倒して骨折するなどした。
 避難者の内訳は、村上市で21人、山形県鶴岡市で58人。村上市では避難者がいったん2人まで減ったが、市が大雨による避難準備情報を出したため再び増えたという。
 新潟県によると、県内では家屋46棟のほか、保育所や小学校で一部損壊が確認された。山形県では、小学校の相撲場倒壊など、学校施設19カ所で被害があった。けが人が多かった鶴岡市や酒田市でブロック塀の倒壊や瓦の落下が多数見つかり、温泉街で配管設備が壊れるなどした。
 国土交通省などによると、落石があった国道345号の通行止めは解除された。JR東日本羽越線と陸羽西線の一部区間は、ホーム損傷による点検などのため運転休止が続いている。
 最大約9100戸で発生した停電は全て復旧した。 (了)

〔写真説明〕屋根瓦が剥がれ落ちた家々。小雨の降る中、ブルーシートをかぶせる作業が続いた=19日午後、山形県鶴岡市小岩川
〔写真説明〕落ちた屋根瓦。小雨の降る中、雨よけのシートをかぶせる作業が続いた=19日午後、山形県鶴岡市小岩川
〔写真説明〕地震の影響で崩落した駐車場ののり面の前に設置された土のう=19日午後、新潟県村上市

(ニュース提供元:時事通信社)