大和ハウス工業は25日、大阪市内で株主総会を開いた。芳井敬一社長は冒頭、中国関連会社の不正や、戸建て・賃貸住宅の建築基準に関する不適合など、相次ぐ不祥事について「皆さまに多大な迷惑とご心配をお掛けし深くおわび申し上げる」と陳謝。その上で「第三者委員会の調査を踏まえ、抜本的な再発防止策およびガバナンス(企業統治)強化策を策定する」と述べた。
 株主総会では不祥事に関する質問が相次いだ。芳井氏は再発防止に向け、「法令順守、事業所と本部のコミュニケ-ション、チェック体制強化」が重要と指摘。さらに「今後、社長直轄の法令順守品質管理本部で、(不正が起こった)状況を明らかにしたい」などと語った。
 株主総会には過去最高の835人が参加。取締役16人の選任や、取締役賞与の20%減額など7議案が可決された。また、同日付で代表権を返上し、最高経営責任者(CEO)も辞任した取締役会長の樋口武男氏は閉会に際し、「これからは人材育成に力を入れたい」と強調した。(了)

(ニュース提供元:時事通信社)