文部科学省は16日、2018年度の文部科学白書を公表した。冒頭で昨年、局長級幹部2人が逮捕、起訴された汚職事件に対して「猛省するとともに、国民の皆さまに心よりおわびする」と陳謝。法令順守を徹底するため、組織改革などの再発防止策に取り組んでいることを示した。
 同白書は16年度版でも天下りあっせん問題の謝罪文を掲載。今回の白書は汚職事件について「省改革に向けた歩みを進めていた最中に起こった」と危機感を示した。
 その上で、一連の問題の背景に法令順守の欠如や硬直的な人事があると指摘。コンプライアンス徹底のための職員研修を行い、違法行為の内部通報を受け付ける担当室の設置や、採用区分と年次・年齢にとらわれない人事異動などを通じ、「新生文部科学省の創生に向けて取り組む」と強調した。 
 白書は他に、災害対策についての特集を組んだ。昨年の大阪北部地震で小学校のブロック塀が倒れ児童が死亡した事故を受け、学校施設の耐震化などの現状を説明。地域の実情に応じた防災教育や災害から文化財を守る取り組みも紹介した。(了)

(ニュース提供元:時事通信社)