外部からの不正アクセスが原因とみられる暗号資産(仮想通貨)の流出があった交換業者ビットポイントジャパン(BPJ、東京)の小田玄紀社長は16日、東京都内で記者会見を開いた。流出した総額30億2800万円分の資産のうち、顧客から預かった約20億6000万円分について、暗号資産で全額補償する方針を明らかにした。補償時期は未定。
 小田氏は会見の冒頭、「関係者にご迷惑、ご心配を掛け深くおわびする」と陳謝。経営責任をめぐる質問に対しては、原因究明と再発防止策の実施に専念すると述べるにとどめた。また、警視庁に被害を相談しているとし、「セキュリティーを確保した上でサービスを再開したい」と語った。 
 BPJは11日夜に暗号資産の送金で異常を検知し、12日早朝までに自社保有分も含め30億2800万円分が流出した。同社は顧客資産の13%をインターネットに接続して管理しており、このうち9割が流出。被害は全顧客約11万人のうち約5万人に及んだと説明した。(了)

〔写真説明〕頭を下げるビットポイントジャパンの小田玄紀社長=16日午後、東京都千代田区

(ニュース提供元:時事通信社)