【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は19日、包括的核実験禁止条約(CTBT)に基づきロシア国内に設置された放射線監視装置4カ所が、データ送信を停止していると報じた。専門家の間では、ロシア北部で8日に起きたミサイル実験に伴う爆発を受け、情報隠蔽(いんぺい)を試みているのではないかという観測が広がっている。
 同紙によると、ロシアでの爆発後に監視装置2カ所、その3日後にさらに2カ所がデータ送信を停止した。包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)のゼルボ事務局長は「データ送信再開に向け、引き続きロシア側と連絡を取っている」と説明した。
 データ送信停止について、専門家はロシアが8日の事故に関連した核技術の情報を隠そうとしたのではないかと分析。ただ、爆発したミサイルが核弾頭を搭載していたり、ロシアが秘密核実験の隠蔽を試みたりしたわけではないとも指摘した。 

(ニュース提供元:時事通信社)