台風15号の被害により千葉県内で停電が続いている問題で、東京電力ホールディングスは16日、被災者支援に役立てるため約40台の電気自動車(EV)を現地に追加派遣した。「動く蓄電池」として各家屋を訪問し、電子機器の充電や照明の提供といった任務に当たる。
 同社が停電時の支援にEVを活用するのは初めて。EVは通常の電源車に比べて小回りが利くほか、静かに電力を供給できるのが特長だ。コンビニエンスストアなどで充電できることから、ガソリンの給油が難しい地域で活動しやすいメリットもある。
 派遣したEVの内訳は日産自動車の「リーフ」(約20台)やトヨタ自動車の「プリウス」(約10台)など。16日朝に横浜市内の東電研究所を出発し、東京湾アクアラインを経由して千葉県館山市やいすみ市などに到着した。
 東電は15日までに既に十数台のEVを派遣している。 
〔写真説明〕東京電力ホールディングスの研究所から千葉県内の停電被災地に出発する電気自動車(EV)=16日午前、横浜市鶴見区(東電提供)

(ニュース提供元:時事通信社)