台風15号で大きな被害を受けた千葉県では、17日も6万戸以上で停電が続いた。16日に降った強い雨も追い打ちになり、住民には疲労が広がる。一方、八街市などでは小中学校の授業が再開され、約1週間ぶりに児童らが登校した。
 東京電力や県などによると、17日正午時点の停電戸数は約6万6600戸、断水も約1万戸で続いている。17日は県内の公立小、中、高校など100校以上で授業を再開したが、校舎が被災した計15校などで休校が続いているという。
 八街市では9日の台風通過から休校が続いていた市立の小中学校13校が、一斉に授業を再開。このうち実住小学校では午前7時半ごろから、保護者に付き添われた児童が次々に姿を見せた。
 同校は13日に電気が通じ、職員らが通学路の安全点検をして再開にこぎ着けた。ただ、点灯しない信号や散乱したがれきなど、通学路に台風の爪痕は残り、親の車で登校した子も多かった。
 同小4年の木村有沙さん(10)は「友達や先生と話せてうれしい。休んじゃった分、運動会の練習を頑張る」と笑顔。付き添った父親の勝治さん(47)は「1週間も授業が止まったのは心配だが、ようやく元の生活に戻れた」と、ほっとした表情を浮かべた。 
〔写真説明〕台風から約1週間ぶりに登校する市立実住小学校の児童と、出迎える近藤博校長(左)=17日午前、千葉県八街市

(ニュース提供元:時事通信社)