豊橋技術科学大(愛知県豊橋市)とトーヨーメタル(同市)は17日、ボルトの緩み具合を遠隔監視するシステムを開発したと発表した。建築物や車両に取り付けて点検作業を容易にし、事故の発生を減らす効果が期待される。
 システムは、ボルトを締める際にワッシャーとの間に緩み具合を感知できる装置を挟み込む。バッテリーを内蔵しており、センサーで圧力を計測して無線モジュールを通じて発信する。
 最大2キロ離れた場所で受信でき、モニター画面で監視する。1日1回の計測なら約18年間使用できるという。
 現在対応するのは直径30ミリのボルトのみだが、今後は一般的に使用されている20ミリまで小型化を進め、実用化を目指す。同大の大村廉准教授は「手間を省くとともに、点検の精度を上げることができる。人的・経済的な損失を防ぐことにつながる」と話している。 
〔写真説明〕豊橋技術科学大などが開発したボルトの緩み具合を遠隔監視できるセンサー付きの装置=17日、愛知県豊橋市の同大

(ニュース提供元:時事通信社)